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グラウンドは島内のみんなで溢れていた
すると、自衛隊の人がなにやら叫んでいた……
「15分後シェルターに移動するので自分達に着いてきてください……」
「シェルター?」
……なんだ…それ…
沙菜はいまだに俺の袖を掴んでる……
「おい一騎!!」
はっとなり振り返ると智哉がこっちに近づいてきた…
「智哉!!無事だったのか!!!」
「あたしも無事よ…」
「……薫ちゃん…」
沙菜が涙声で薫の名前を呼んだ。
「大丈夫だよ沙菜、あたしがついてるから……」
「それでは皆さん…自分達についてきてください!!!」
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