第二章

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1時間目が終了後、クラスメイトがガヤガヤと賑やかになるのとは裏腹に僕は疲れて机に突っ伏していた。 まさか彼女が同じ学校だったとは…何年生の、どの学科の人なのだろう? ここで説明しておくが、僕の通う桜ケ丘高校は、一学年、13クラス存在しており、その中から、普通科、国際科、特進科、情報科、の4つに別れている。 ちなみに僕は普通科に在籍している。 13クラスもある上に1年生と3年生もいるわけで、こんなたくさんの人間が在籍しているのだから、彼女のことを知らなかったのは、しょうがないだろう。 …と思いたい。 同じ学年なのだろうか?僕はまた考え始めた。
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