第二章

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ふぅ…まったく、昨日から彼女の事で頭がいっぱいだ…なんか、このセリフだけだと、僕が彼女に恋をしているみたいじゃないか…なんかショックだ… そんなことを考えながら目一杯おでこにしわを寄せていた僕を心配したのか、友人がそばに寄ってきた。 「どうした?ため息なんてついて」 「出でくんのおせーよ!」 「なにが!?」 彼に理不尽な八つ当たりをぶつけてしまった。まぁ仕方ない。本来なら今朝の彼女のポジションにこいつがいるはずだったのに…。 なんで今、登場なんだよ…しかも、彼女とセリフがもろ被りじゃねーか。
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