第二章

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「あーごめん、気にしないで」 「?そうか」 彼は上山健介、僕とは中学からの付き合いで、仲がいい。僕の数少ない友人の一人である。 昔から知っている仲なので、お互い気兼ねせずに済む相手だ。 「で、どうしたんだ?なにか悩んでんのか?」 「いや…なんていうか…」 思わず言葉を濁してしまった。 なんて説明すればいいんだ…? 単純に「昨日、告白されて、それで悩んでるんだよね☆キラッ」 なんて言ったらブッ飛ばされるかもしれん…僕だったら即殴る。男子高生はそういったことに敏感なのだ。
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