第一章

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「は、はい?」 突然の事態について行けず、僕は間抜けに聞き返した。 「私は藤本有紀だ。よろしく」 「は、はぁ…」 「君が知らない人とは付き合えないと言ったから名乗った。これでどうだ?」 彼女は相変わらず凛とした声で、とんでもないことを言い放った。 いやいやいや。どうだ?じゃねーよ…あんたは小学生か…。 「いや、そういうことではなく…」 「ふふふ」 笑い出した。 なにこの人こわい(笑)
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