第一章

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踏み台って…まぁその点についてなら、ばっちりだけど… こんな考えさせられる告白初めてで、めちゃめちゃ強く印象に残ったというか、脳に無理やり叩きつけられたみたいで一生忘れそうにもない…。 というか告白は本気だったのか? 僕が何か言う前に彼女は 「では、今日はこのくらいにしておこう。近いうちまた会おう」 と笑顔で言い、颯爽と去って行った。 一人残された僕はしばらく茫然としていたが、道行く人が、いつまでも立ち止まったままの僕を怪訝そうに見てくるのに気づき、慌ててその場を立ち去った。 なんだったんだ今のは…。
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