23人が本棚に入れています
本棚に追加
日光・レイの実家
リビング前
「いいか?作戦通りやるんだぞいいな?」
「うん。わかった。」
ガチャ
「ただいまぁ。」
母さん
「お帰りなさい。」
父さん
「お帰り…レイ。……ん?そちらのべっぴんさんはどちらさんだ?」
「あぁ。こっちは俺の彼女の杏奈。」
「は、はじめまして!!レイ君とお付き合いさせてもらってます!!杏奈って呼んでください!!」
「あれ?<アイツ>は?」
「由貴か。アイツなら…………あれ?母さん、由貴はどこにいるんだい?」
「さあ、わかりませんね。昨日あんなにはしゃいでいましたのに。どこに行ったんですかねぇ?」
「まあ、いないならいないで好都合だ。…じゃあ俺たちは部屋に行ってるから、夕飯できたら呼んでくれ。」
「はいはい。ゆっくりしていってね杏奈ちゃん。」
階段を上がって一番奥の部屋、それが俺の部屋。
階段と俺の部屋の間にはもう一つ部屋があるが、俺は目もくれず自分の部屋へと向かう。
最初のコメントを投稿しよう!