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今市市・JUSCO
「じゃあアルト。由貴は任せた、幸せにしてやってくれよ。そんなでも一応俺の妹だ。任せたぞ。」
「ん?話しが読めないが、まあお前らは2人で回りたいだろうからな。由貴ちゃんのことは任せておいてくれ。…じゃあ適当な時間になったら連絡してくれ。それじゃ行こうか由貴ちゃん。」
「あぅぅぅぅぅぅぅぅ。」
ズルズルと由貴はアルトに引きずられていった。
「俺たちもいくか。」
「そ、そうだぬ。」
「?なにテンパってんだ杏奈?そうだねって言えてないぞ。」
「べ、べつに緊張してるーとか、久しぶりのデートだから舞い上がってるーとかじゃないよっ!」
「そうなのか?俺は杏奈と2人で買い物するの結構楽しみだったりする。」
「ばばばか!そんな恥ずかしいこと人前で言わないでよぅ//」
なんだかんだで時は過ぎ。
服屋
「ねー。これとこれどっちが可愛いと思う?」
「どっちも似合うんだけど、俺的には右側の方が好きな気がする。」
などと、ベタな会話をしながら楽しい時間は過ぎていく。
と、杏奈が試着している間にレイは向かい側の店を物色…いや見ていた。
そこには、
南十字星を型どったイヤリングが売っていた。
(これ買ったら杏奈のやつ喜ぶかな?…うーんわからん。まあとりあえず買っておこう。)
「レイ~?どこにいるの?」
と不意に杏奈の声が聞こえる
「あぁ、悪い悪い。今行くよ。」
「さっきの服着てみたんだけど…どうかな?」
「………。」
(え?誰これ?どこの二次元のキャラですか?めっちゃ可愛いんですけどー。こういう時は萌え~じゃなくて蕩れだな蕩れ~。)
「そ、そんなに似合わなかった?ご、ごめんね。今着替えて「いや、違う違う。お前があまりにも可愛いから見蕩れてた……わけじゃないんだが、なんていうか、その、似合ってると思う。うん。これ以上ないくらいに。」
「そ、そう?じゃ、じゃあそんなにレイが言うなら買ってくるね♪」
数分後
「たっだいまー♪」
「やけに上機嫌だな。…とりあえず買うもん買ったし。アルト達と合流するか?」
「そうだね♪お腹減ったし、そろそろ帰ろっか♪」
(まじか。そこはもうちょっと2人でいない?的な場面じゃないのか?完璧に渡すタイミング見失ったなこりゃ。)
「ん。じゃあちょっとアルトに電話してくる。」
「了か~い♪」
その後、アルト達と合流し帰宅。
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