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「フフッ申し訳ありません。おふざけが過ぎたようです」
ゆいの顎から手を離し、優雅に頭をさげる
ゆいは何が何だか分からず、ポカーンとただ前にいる男性を見ていることしかできない
だが、すぐに自分がからかわれていたことに気付いた
「か、からかわないでください!」
男性は顔を上げると少し困った顔をしてゆいを見る
「本当に申し訳ありません。しかしながら、ゆいお嬢様を見ていたら、勝手に体が動いてしまったんです。ゆいお嬢様のせいですよ?」
そんな無茶苦茶な……
「意味わかんないです。もうやめてくださいねっ」
「ええ、努力します」
そこは「もうしません」って言ってよ~
そんなことより、私の敬称ずっとお嬢様なの?
「あの、さっきからずっと気になっていたんですが、どうして私をお嬢様って呼ぶんですか?えーっと………」
名前聞いてなかった💦
男性は少し不思議そうな顔をしたが、すぐにハッと何かに気付いたようで、
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