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千秋は目を見開いている
やっぱりだめだったかな…
ずいぶん長いことその表情のままだから、かなり驚いているのだろう
「あなたが望んでいることならば、別に構いませんが…」
予想外の言葉に思わず顔がほころぶ
「あ、ありがとうございます!」
勢いよく頭を下げる
すると上からフッと笑う声が聞こえた
「あなたは………な人ですね」
??
何といったのか分からず、顔を上げると、もうそこには驚いた表情はなく、微笑んだ顔がこちらを見ている
しかし、最初に見た微笑みよりもより優しく感じられる
ち、千秋スマイル……!!
勝手に命名してその美しさに圧倒されるゆい
「さて、ゆいさん。早く校長室に行かないと私が怒られてしまいます。」
“ゆいさん”と呼ばれ改めて嬉しくなる
「そ、そうですよね!すみません…。急がないと…」
再び歩きだす千秋の後ろについていった
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