.*゚ 大人執事 ゚*.

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「問題はとにかく性格です。あなたも気を付けてくださいね、何をされるかわかりませんから」 何をされるかって、一体何を…? 「少し話しすぎましたね。中で校長が待ってますのでお入りください」 「あ、はい!」 ドアに手をかけて開けようとする 「あ、待ってください」 突然腕を掴まれたかと思うと、手のひらに何かをのせられた さっきまるめてた紙…… 「これを校長に渡していただけますか?そして、〔くだらないことで私の手を煩わせるな〕と千秋が言っていたとお伝えください」 手を握ったまま、至近距離でとんでもないことを言う千秋 言えるわけないじゃないですかあ! しかし有無を言わせぬような満面の笑顔を向けられ、できないとは言えない 「はい、わ…かりました」 「そうですか、それではお願いしますね」 私の返事に満足そうに頷き、ようやく手を離す
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