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その日私は家でくつろいでいた
父と母は共働きのため家にはいない
「プルルルル…」
閑とした家の中に家の電話の着信音が鳴り響いた
こんな時間に電話?
誰からだろ…
「もしもし、九条です」
「あ、ゆい?突然で悪いけど、ちょっと今から○○駅に来てちょーだい♪」
妙にご機嫌で弾んだこの声は確実に母、九条優紀子のものである
『お、お母さん!?なんで電話できんの!?今仕事中なんじゃ……』
「今日はお仕事午前中だけって言ってなかったかしら~。」
『なんか、聞いたような聞いてないような…💧っていうか!さっきからしゃべり方気持ち悪いよ。何かいいことでもあったの?』
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