.*゚ 聖羅学園 ゚*.

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「早速で悪いんですが、クラスに行って簡単な自己紹介をしてもらいます。付いてきてください。」 「はい」 笑顔はいっさい見せず、淡々と話す宇野先生。 見た目は20代後半、スラッとした体型に、ポニーテールに黒縁めがね。 大学の優等生っぽい。 ひとつの教室に着いた。 「ここが九条さんが入る 2-Eです。」 教室の中は話している声が多く、ざわざわしてて騒がしい。 「私が呼んだら、入ってきてください。」 そう言って宇野先生は教室に入っていった。 途端に静かになる教室内。 どんどん鼓動が早くなっていくのがわかる。 えーっと…… 普通に名前言って、どこから来たか言って、趣味とか言って……… 頭の中が真っ白にならないよう再度言うべきことを確認する。
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