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、というわけです。
入るにも入りづらく、校門の前に立っている
「………い、おーいキミ!!」
ビクッ!
「は、はい!!!」
驚いて振り返ってみると40代後半と思われる男性警官がたっていた
やっぱりこの、お城のような学校には警察がいるんだ
「さっきからここに立ってるけど、入るの、入らないの?見たとこ、ここの生徒さんでしょ?」
男性警官は少し眉間にしわを寄せた
校門の前に20分もずっとたってたのだから怪しまれるのも無理はない
「す、すみません!私今日からここに転校してきたんです。こんな大きな高校見たことがなくて……。」
「ああ、校長から聞いてるよ。確か………九条ゆいちゃん、だったかな?」
納得がいったという顔を見せた男性警官は思い出したようにこちらを向き、
「それより、もう8時35分だけどいいの?とっくに朝のホームルーム終わってると思うけど…」
…………え!?
私、初日から遅刻!?
やばいよ~💧
「えっと、あの、教えてくださってありがとうございます!!それじゃ、私行きます!」
急いで門をくぐり、下駄箱へと走る
その途中噴水が目に入ったが、今は気にしている暇などない
今までの転校初日は一度も遅刻したことはなかった
焦りがつのるなか、猛ダッシュで校長室へと向かった
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