第一話:私立VIP高校七大不思議

8/71

1408人が本棚に入れています
本棚に追加
/1123ページ
内藤が首から下げている小さな十字架の首飾りが、ちゃり、と音をたてて揺れた。 その十字架を握りしめ、内藤がむせび泣く。 ( ;ω;)「おお……こんなこと、許されますかお、神よ……。そもそも僕は生徒会長になんかなりたくなかったのに、いつの間にか生徒会長にさせられて……。それというのも、あの理事長が勝手に僕を立候補させて、勝手に決定しやがったからですお……」 ξ゚⊿゚)ξ「めそめそと女々しいわねー。私だって勝手に副会長にさせられたのよ。それでもちゃんと受け入れてるんだから、私を見習いなさい、私を」 ( ФωФ)「そうである。大体、我輩がホライゾン君を生徒会長にしたのには、ちゃんと理由がある」 ぼりぼりと煎餅をかじり茶を啜るツンと理事長。 霊でも普通に飲食は出来るらしい。 ( ;ω;)「理由……」 ( ФωФ)「君なら、君たちなら、この学校に蔓延るお化けや怪異をまとめることが出来そうだったからであるよ」 ( ;ω;)「出来ないおぉぉぉぉ!んなもん出来てたら僕だってここまで追い詰められてないお!っつーか生徒会メンバーと理事長の相手だけで手一杯なんですお!?学校全体の面倒なんか見切れないお!!」 ξ#゚⊿゚)ξ「私の相手が大変だっていうの?」
/1123ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1408人が本棚に入れています
本棚に追加