第2問「彼らを見極めよ」

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坂町は本気で言ってるのか!? 「誰が言うかっ、馬鹿野郎っ!!絶対言わないからな」 「あーあ、言っちゃったな」 「は?」 「『絶対言わない』…これを吐いたやつはそれこそ絶対に、好きって言うんだぜ?」 「何を言って……」 「アニメや漫画、ドラマでもそうだろ?」 …………なんてやつだ。 俺をアニメや漫画、ドラマのキャラクターと一緒にしてるのか!? 「俺がお前の思い通りになると思うなよ…!!」 「本当、威勢がいいな」 クスリと笑みをこぼした坂町は、俺に背を向けて扉のほうに向かった。 「夏芽がどれだけ堪えれるか…楽しみにしてるぜ。んじゃな、今日は帰るよ。」 坂町はそれだけ言うと俺の返事なしに去っていった。 ……な、なんて自己中なやつ! 散々人を掻き回しておいて………嵐みたいなやつだ。 嵐が去った後の静けさ。 まさにこのことだろう。 「………つ、疲れた。」 俺はへなへなとその場に座り込んだ。
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