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なんて人だ……私利私欲のためにこんな……!!
俺が犠牲になっているんだぞ!?
「お、俺がさっきの質問で…ありえない、とか言ってたらどうしたんです?」
「んー?転入を考え直してはあげたけど…きっと真実を黙ったまま転入させた、かな」
おいこら。
こんのクソジジイ!!!!
なんつーやつなんだ!!
母さんは騙されてんじゃないか!?
「あはは、百合子さんを騙してはいないよ?」
「な…」
エスパーか!?
「夏芽君は顔にすぐ出るタイプのようだね」
クスクスと笑う正幸さん。
え…俺、顔に出てたのか!?
うわ…恥ずかしい。
「ま、話しを戻すけど…そーいうわけだから心してね」
「ちょ、待ってください!俺転入したくな…」
「んー?」
正幸さん。
いえ、校長先生。
笑顔が怖いです……ブラックです……目が笑ってないってこういうのを言うんですね。
「……なんでもありません…」
「あはは~、物分かりがよくて助かるなぁ」
「それはどうも…」
「あ、そうだ、そうだ。夏芽君、一つ忠告だよ」
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