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俺は男の人の後について行った。
こんな豪華な社内なんて初めて見る。
こんな場所で俺は一体どんな仕事をするんだ?
ま、まさか…肉体奴隷!?
そ、それだけは勘弁してくれ!
今の時代に肉体奴隷なんて
あるわけがない。
だが、あってもおかしくない雰囲気が
この会社の中にはあった。
そうこう考えているうちに
1つの部屋の前まで案内された。
「こちらで面接を始めてさせていただきます。
では、私はこれで失礼いたします。」
男は手を扉に向けてそう言うと
颯爽と去ってしまった。
面接なんて久しぶりだ。
そう思うと急に緊張してきて
身なりの確認をした。
髪型は?
まぁ、大丈夫だろう。
服装……
しまった! スーツで来ればよかった!
まぁ、今更悔やんでも仕方ない
入るか……
俺はドアノブに手をかけ
扉をゆっくり開けた。
ガチャ……
ギィィィィイ
鍵がかかっていた。
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