序章

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「はぁ・・・!はぁ・・・!」 日曜日 午後3時28分 天気:雨 バチャ! 本来傘をさして歩くであろう大雨の中を ずぶ濡れのスーツで走る女性 水溜まりで靴が水びたしになっても気づかずに走り続ける 「はぁ・・・!はぁ・・・!」 目の前にあった看板を避け切れずに、倒れ込む 急いで立ち上がろうとする女性に黒服の男が近づいて来た 男はポケットから硫酸と書かれた瓶を取り出し 蓋を開け、中の液体を女性にかける 「キャアアアアア!!! アア・・・顔がぁぁ!!!!」 女性の顔にかかった液体はみるみる皮膚を焼き 顔を破壊していく 男はニヤニヤと笑いながら瓶を捨て、またポケットに手を入れた
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