動き出した運命

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昼間なのに空は暗い 不定期に雷が鳴り響く 光と音のタイミングが近いから近くに落ちたのかもしれない 直「あ、メール」 本を読む前に和也からメールが来ていたのを思い出した 直「何て来てたんだろ」 携帯を開いてメールボックスを見て、和也からのメールを開く -和也- -今日雨だな- 和也はいつもメールが短い 直「どう返すんだよこれ」 一瞬考えはしたがめんどくさくなって携帯を置いた 直「はぁ・・・」 今日は元々外に出るつもりだっただけに何もすることがない この『運命』と書かれた本も父親の書庫で偶然見つけただけで 暇じゃなければ見つけなかっただろう 直「本を見つける運命だったみたいじゃないか」
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