12歳の新聞配達

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ある古い1軒家の奥の方から 奇声が聴こえるのです。今まで聴いた事がない、この世と思えない様な鳴き声というか叫び声です。声の感じから巨大動物を思わせるけど、その1軒家は6畳2間ぐらいで天井(屋根)が低い 小さな家です。巨大動物を飼うスペースがないし、かといって人間の声だとしたら あまりにも怖すぎます……。その古い家からの奇声は 1ヶ月に1日の割合で聴こえるので、その日だけ 急いでその家の配達をして通りすぎます。あまりにも奇声すぎて、一瞬でも その声を聴きたくないのです……。
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