詩集

おおきなこども

小さな僕が幸せだったのは
好きな事をしてるだけなのに
たくさん褒めてもらえたから

大人になったら課題が増えて
褒められにくくなったから
ふてくされるならまだいいけど
結構深刻に自分を追い込んだ

ルールを敷かれた道に
立ってる僕でありながら
好きを転んで見落とした

好きが苦しいっておかしいよ
わかっているけど辛かった

好きを純粋に好きと言えた
あの頃の僕は心に残ってるかな
本当は単純でいいんだろう
好きは好きでいいんだろう

大人の僕は頭でっかちだけど
それなりに 小さな頃の頭よりかは
経験がつまってるはずだから

でも 初心に帰ったつもりでまたね
好きを形作って行くんだよ
その途中で褒められたら嬉しいな