迷走

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ゔ……なんだよ…この感覚 …グニャグニャして……気持ちわりぃ… ……………吐きそ…… ……………… ……… 「っぶはあ!!はあっはあっ!」 凄まじい痙攣とともに俺は目が覚めた。 どうやらあのグニャグニャ空間から、なんとか脱出出来たみたいだ。 くそ、あの野郎。マジで殴り殺してやる。 それにしても気持ち悪かったなー… 「あ゙、やば……」 思い出したら吐き気がぶり返してきた。 今にも例のアレが口から出せそうなので、手で抑えようとする。 だが… 「あれ」 なんか、顔の形が変だ。 「?」 「??」 吐き気も忘れて、何度も確かめてみるが、やっぱり変だ。 それに、なんだかフカフカしているような。 「…………」 何とはなしに、その手を広げて目前にかざしてみる。 見るとそこには、俺が大嫌いな動物のように毛むくじゃらの手があった。
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