39人が本棚に入れています
本棚に追加
喧嘩のあと、俺はツレを数人引き連れて遊び呆けていた。
今は、公園で花火などを使って馬鹿をやってる。
時間はもうすぐ0時を回るところだ。
「あ、俺ちょっと飲み物買ってくるッス」
「じゃあ俺も…」
「おい、俺の分も買ってこい。10本くらい」
調度よく、喉が渇いていたところだ。
「え。でも金は……」
「…なんか言ったか?」
「いやいやいやなんでもないッス!行ってくるッス!」
俺がほんの少し睨んだら、慌てて走っていきやがった。
なら口答えすんなっつの。
「どいつもこいつも頭にくるな、ホント」
俺は溜め息を吐いて、無意識のうちに空を仰いでいた。
今夜は満月か……。
「ん?」
何処からか何かが聞こえてくる…
これは、犬の鳴き声か?
最初のコメントを投稿しよう!