白黒

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喧嘩のあと、俺はツレを数人引き連れて遊び呆けていた。 今は、公園で花火などを使って馬鹿をやってる。 時間はもうすぐ0時を回るところだ。 「あ、俺ちょっと飲み物買ってくるッス」 「じゃあ俺も…」 「おい、俺の分も買ってこい。10本くらい」 調度よく、喉が渇いていたところだ。 「え。でも金は……」 「…なんか言ったか?」 「いやいやいやなんでもないッス!行ってくるッス!」 俺がほんの少し睨んだら、慌てて走っていきやがった。 なら口答えすんなっつの。 「どいつもこいつも頭にくるな、ホント」 俺は溜め息を吐いて、無意識のうちに空を仰いでいた。 今夜は満月か……。 「ん?」 何処からか何かが聞こえてくる… これは、犬の鳴き声か?
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