107170人が本棚に入れています
本棚に追加
「俺だって触られたことないのにさー」
「久我くんは、自分から触ってくるでしょ……」
「そういうこと言ってんじゃないんですー!」
……久我くんこそ、他の女の子によく触るくせに。
最後に見た明日奈さんの顔を思い出す。
なんだか、悪いことをしている気がして、罪悪感を感じる。
なんであたしは久我くんとここにふたりきりになってるんだろう。
「ズルい。俺のことも触ってください」
「っあ……!」
手をギュッとつかまれ、引かれる。
あたしの手は、久我くんの頬へ。
最初のコメントを投稿しよう!