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彼の隣にはもう違う友人が笑っていた
そんな二人と一緒に笑いながら
ねぇ…私のほうが好きなのに
どうして私じゃないの?
そんな…どうにもならない
ドロドロした想いにどっぷりとつかっていた
どうして彼なの?
彼氏ができても目で追ってしまう
忘れたいはずなのに…
心のすみっこにいつもいて
忘れられない
どうして?
そんな私たちがまた一緒に歩くようになったのは
最初の別れから1年がすぎた頃だった
「まゆ…相談があるんだけど。今からうちに来れない?」
久しぶりに名前を呼ばれて舞い上がった私は
返事ひとつで彼の部屋の前にいた
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