遠い…むかし

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毎日はただ何事もないようにすぎていた だけど…あの日々はお互いの間に深い埋めきれない谷を掘る日々だった 大切な姫のことでさえお互いの考えひとつ 話さなかった… これからどうしていくのか 今…どう思いどう感じているのか なにを問いかけても彼からの答えはいつも 彼自身のことのみ 私は…忘れていた 「感謝と思いやり」の言葉 言わなくてもわかっているよね? 言葉にしなくても伝わっているよね だって…こんなに愛してるんだから 自分自身しか見えてなかった 彼が私に言う愛してるって言葉だけを信じよう 見えないフリをしていた
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