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わだち「な、何、停電!?」
駿「部屋は明るいままだぞ!」
部屋の電気は今まで通り付いていることから、消えたのはパソコンの画面だけのようだ。
健司「ブレーカー、調べてくる!」
健司は部屋を出かけた、その瞬間…
???『フフフ…
ハーッハッハッハッハッ!!』
パソコンから甲高い笑い声が部屋いっぱいに響き渡った。
駿「う、うるせえ!」
わだち「耳が…」
慶介「音量下げて!
近所迷惑だよ!」
あまりに大きな笑い声で、三人はしかめっ面で耳をキツく押さえていた。
健司はUターンして、パソコンのボリュームを下げた。
???『欲深き愚か者よ…』
健司「くっ、ダメだ」
健司の奮闘も虚しく、何者かの声は依然として大きいままだった。
???『怒り、苦しみ、憎しみを、味わうが良い!!』
駿「おい、鳩山!
何なんだ、このゲーム!」
健司「知るかよ!
何故かディスクも取り出せないんだ!」
健司はこの状況を解決しようと悪戦苦闘だったが、なす術がないようだ。
その刹那、パソコンの画面が光り出した。
駿「な、なんだ、この光!」
わだち「ま、眩し…」
慶介「な、なんか、意識が…」
健司「くっ…
み、みんな…」
聴覚と視覚を奪われた四人は、そのまま意識をも手放した。
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