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僕が言った言葉を聞いて、フィーマはちょこんと首を傾げて質問の意味を再確認してきた。
「説明、ですか?」
「ああ、それにこれからどうやって過ごしていけばいいかも分からないからさ」
参考にしようと思って、と言うと、フィーマはなぜだかとても悲しそうな表情をした。
本当に、一瞬だけだったが。
「そう、でしたね。では簡単に教えますです」
フィーマの説明によると、こういうことだった。
* * *
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【その1】
ここは魔法が存在する世界『アルカルド』。
世界は『天空界・海陸界・地底界』の三つの階層に分かれていて、いくつかの種族が基本的には階層で棲み分けている。
<種族>
天空界…天使>妖精
天竜
海陸界…人間
魔獣、動物
地底界…悪魔>混血種
地竜
また個体数の多い順に、
魔獣その他>人間>天使・悪魔>妖精・混血種>竜族
となっている。
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「やっぱり人間や動物が多いのか。
フィーマは妖精だから珍しいんだな」
「えぇ、まぁそうなりますですねー。
次行きますですよ」
・。゚*・。゚.
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