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春。
桜も見頃を少し過ぎた。
(今年も花見出来なかったな…)
まだ少し肌寒い駅のホームで
私、悠(ユキ)は帰りの電車を待っていた。
ついこの間、高校の入学式を終えたばかり。
中学はセーラーだったせいか…はたまた少女マンガの読みすぎか…
ブレザーに憧れ、高校で着れた事に気分はルンルン
友達とは違う学校になってしまったが、寂しくはない。
乗り換える駅まで一緒の子もいるし、今どき誰でも携帯を持っているから友達といつでも連絡とれて、いつでも話したり遊んだり出来る。
(それに今日は…)
入学してから今日やっと友達が出来たのだ。
趣味は少し違うけど、ドコか似ている…ゆかりちゃん。
背が高くて、ちょっと近寄りがたいオーラ出して…でも元気な女の子。
地味で近寄るなオーラ出してる私に
ゆ「1人?…ゆかりも1人なんだぁー 友達になんない?」
悠「…好きにすれば?」
ゆ「んじゃー好きにする。
名前…ゆかりだから。好きに 呼んで。」
悠「じゃ、ゆかり。私ユキ。」
ゆ「知ってる(笑)ケー番とメアド交換 しない?」
悠「いいよ。ほい、赤外線。」
ゆ「きたきた。明日帰り遊ぼ?」
悠「こんな私で良ければ」
ゆ「ダチに素っ気なくしないの(笑)んじゃ、また明日ねー」
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