( 姫に会うまでの… )

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…んっ…ここは……保健室。 「あずさやっと起きたのね。この彼女がトイレで倒れてたって抱えてきてくれたのよ。もう心配かけて。あずさよかった。目覚ましてくれて。とりあえず彼女にお礼いいなさい。私ジュース買ってくるから。」 「あっちょっとりいな…っ。」 沈黙がながれた。 「あの、ありがとうございます。」 「いっいえ。」 「だけど、あなたなんで女装なんか。」 「失礼ですね^^」 「これは女装じゃなくて私女の子ですけど。」 「だってあの時…。」 「失礼ね!ひなが男なわけないでしょう!助けてもらったのになによその言い訳!こいつムカつくんだけど!ひなぁ!なんかいってやりなよ!女の子に失礼すぎるでしょ!ありえない!」 「紗英香、黙ってて。二人で話させてくれないかな^^」 「ひな!私が邪魔っていうの!ひなのためにいってるのに……わかったわよ!」 彼女はぷんすかしながら出ていった。 ……………………………………………… 「それで話というのは…」 「紗英香はまだ知らないの。私が男でもあるということ。女の子だけど男でもあるの。意味わかるかな?」 -
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