霊感

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その頃の私はかなりマセていたので、きっと母や兄弟をとられた様な気がしているんだ、と自分で自分を納得させていた。 だが、事実は違ったのである。 話は変わるが 再婚してすぐ、私はいじめられ始めた。 教師からの悪質ないじめで、耐えられなくなった私はしきりに母に転校をねだった。 その時、なんの巡り合わせか、義父の実家から相模原市にある持ち家に住んでもらえないか、と持ちかけられた。 なんでも、別荘として買ったのだが、税金を取られるし人の住んでいない家の傷みが早いから、ということだった。
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