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「あ」 何処をどうやって流れたのか。 液体は他の食べ物が辿り着くところとは別の場所、変なところに、落ちた。 落ちて、ゆっくりとなくなった。 「……」 彼女は相変わらず僕を見つめている。 目の前のスープ皿には紛れもなくコーンスープが注がれていて、さっきの不思議な何かは綺麗サッパリ何処かに消えてしまった。 「あ」 ……いつの間にか、僕の震えも消えていた。
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