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だから私はお嬢様でも皆のお嬢様とは違うってわけ。 …さすがに言えないけど。 「…はあ」 周りのお嬢様口調に若干イライラしながら私は教室で頭を抱える。 この学校に入学してからかなり声をかけられるのだ。教室でも、何処でも。 (…そんなに私のこの髪の色が珍しいのかしら) 私は生まれつき紫がかった茶色の髪をしていた。 滅多にない色なので珍しくて声をかけてきてるんだろうな、きっと。
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