第一章

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5時半すぎ… 子供達も皆帰り 早番の桜も5分前にあがった。 遅番は6時まで クラブの清掃や日誌を書く。 私もいつも通り日誌を書いていた。 カツカツと足音が聞こえる… 教頭先生の見回りかな… いつもこの時間に 戸締まりや電気、児童が残っていないかと確認する為に 見回りをしている。 クラブは基本、戸を開けっ放しなので 最後にクラブへ顔をだし 子供は帰ったかい?など 一言二言話をしたりしていた。 私は気にせず日誌を書く。 カツカツカツ 足音が近づきクラブの前で止まった。 私は顔を上げ 「お疲れさまで~す」と言うと そこには 20代前半の男性が立っていた。 .
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