プロローグ

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北海道の短い夏が始まった。 ジジジジジジ… カチカチカチ… 窓を開け パソコンを打つ音と 蝉の音が不協和音を奏でる。 頭がクラクラする… イスの背に寄りかかり 目を閉じる “……月……妃月……” ふと頭にあいつの顔が浮かぶ。 ………陽…匡……… あの頃の記憶が…蘇る… .
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