第一章

6/12
前へ
/234ページ
次へ
「ってか川島先生、そのイケメン見たことあるの?」 「もちろんないですよ☆」 …………。 「なのに彼女いなくてラッキーなの?」 「はい☆」 なんか…桜…素敵ね…笑 「3年生からは3階教室だし 中々先生達と関わりないから顔わからないんですよ~」 この小学校は造りが変わっていて 1階は 1年・2年・特別支援・クラブがあり 2階は 理科室や図書室などの特別教室が 3階が 3~6年までの教室となっている。 その為 1・2と特支の先生としか あまり関わりがない。 「でも!!もうすぐ歓迎会じゃないですか☆」 「あ~そうだっけ?」 「えっと~」 ガサゴソと取り出したのは 可愛いキャラクターやらキラキラゆらゆら揺れるチャームがついた手帳。 それを嬉しそうに開く。 「ほら!!5月26日♪今週の金曜ですよ☆」 「げっ…26…。次の日私が土曜番じゃん…」 「そうなんで~す☆私休みでぇ~す♪」 土曜は週番で 指導員は1人体制。 来る児童も0~3人くらい。 9時~5時まで憂鬱な時間を過ごすのだ。 「今週の土曜利用児いた?」 「竜之介くらいじゃないですかね?」 1対1か… 憂鬱…。
/234ページ

最初のコメントを投稿しよう!

136人が本棚に入れています
本棚に追加