秋沼商会

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「啓司ちゃん、まぁまぁよく来てくれたわね。」 目付きが違う、いっちゃってる。 「お久しぶりです、秋沼社長。システムに問題があると、お電話頂いたそうですが。」 ビジネスです。 ショタに捧げられた、貢ぎ物になるつもりはない。 「まぁまぁ。いきなり仕事も何だから、ゆっくり話しましょうよ。」 一人掛けのソファによっこらしょと座る。 ジャラっと宝石の音が聞こえそう。 黒いブラウス、大きな赤い花と金の模様入りフレアスカート、紫レースのショール。 ジャラジャラ飾った宝石。 成金臭が匂ってきそうだな。 シャネルの香水は本当にきつく匂ってますよ、社長。
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