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不審者は入口近くに居る。
その奥の棚で商品の品質チェックをしている、女性社員が居るのだ。
彼女は不審者に気付いていない。
下手に警察を呼べば彼女が、人質にされるのは一目瞭然。
なるほどね。
「携帯電話でこっそり知らせたらどうなの?」
不審者に気付かれる確率は少なくないが、まぁ打倒。
「彼女の携帯はデスクにあります。」
社内で持ち歩く必要性は薄いよね。
「電算部門、コールセンター他部門の内線に連絡。部屋から出ずに内から鍵をさせろ!」
窪田専務、珍しく男らしい姿だ。
普段は社長の腰ぎんちゃくだと思っていたが、仕事用の顔は違ったんだ。
僕に嫉妬する姿とは別人。
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