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「僕から事故を起こす事は、有り得ないですよ。オート運転の装置が開発されてたから、システムを前後に繋いで。」
警官が手を振る。
「難しい話は解らんので。」
自分から聞いたのに、説明は要らないと来たか。
まぁ、お互い朝は忙しい。
「じゃ僕は行きますので、お勤め頑張って下さい。」
社交辞令で済ませ会社に向かう。
朝から幸先悪いね。
会社は有名なベンチャー企業が、立ち並ぶ場所にある。
IT業界ではそこそこ知られたTNG株式会社。
僕は情報処理技術者なのだ。
ライトグレーのスーツに深い蒼のネクタイ。
望む姿のはずだけど、僕の身長は1メートルしかない。
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