開発部1課

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芳田の奴、にやにやしやがって。 「僕に何の用?芳田に呼ばれると、ろくな事ないよね。」 精一杯、冷たい視線を送る。 「そういうなよ宝田ぁ。また秋沼の女社長がごねててさぁ。」 秋沼のおばさんが? 40歳は越えてる、成金趣味のイタイ人。 彼女は少年愛好者。 いわゆるショタコン。 「お前という奴は、僕を人柱に立てるつもりか?」 何度もお伺いしたお得意様だが、女性ばかりのオフィスで僕はまるで美味しそうな兎状態。 近寄りたくない。 顧客管理システムと商品管理システムを、僕が担当した時から、何かと言っては呼び出そうとする。 「営業努力が足りないんだよ。」
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