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女中のお重に白粉臭いと苦い顔をされたが、軽快に階段を駆け上がる
「お~い。団子買って来たぞ~」
襖を開けて、俺は固まった
目の前の光景が現実とは思えず、頭が機能を停止した
これは、夢だ
きっと、夢だ
開いた襖を閉め、バクバクと心拍数を上げる胸を深呼吸で宥める
深く深く息を吐いて、気を取り直してもう一度襖を開けてみた
パチパチと瞬きを繰り返し、呆然とする
「嘘だろ~~~~」
叫んだ
誰か嘘だと言ってくれ
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