7838人が本棚に入れています
本棚に追加
涼と間違えたんじゃない
あたしは・・・・・・・・・自分で望んで稔麿に抱かれたんだ
最初は訳が分からなかった
悪夢と現実がはっきりしなくて、ぼんやりしていたけど
稔麿が何度もあたしの名を呼んでくれて、熱い手で触れて、激しく突き上げられて
あたしは現実の世界に戻ることが出来たんだ
天敵であった稔麿が一夜にして関係が変わった
剣を握ってきた硬い手のひらが素肌の背を優しく撫でる
ゆっくり顔を上げれば、心配そうに見つめてくる美しい瞳が待っていた
「・・・・おはよ」
照れたような顔は初めて見るものだった
.
最初のコメントを投稿しよう!