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その日の夕餉
出かけていた桂さんも戻り、四人揃って夕餉を食べる
「・・・・稔麿。いい加減な気持ちじゃないだろうな?」
だけど、部屋は何故か重い空気が漂っていた
あたしと稔麿のことを聞いた桂さんが今にも稔麿に掴みかからんばかりに怒っているから
「いい加減なんかじゃないよ」
真剣な表情で稔麿が答える
「心千花を泣かせるようなことは絶対に許さんぞ」
「分かってる。心千花は僕が護るよ」
稔麿の言葉に嬉しさが込み上げた
不安だった
好きだと言われた訳じゃないから
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