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普通ではない状態で結ばれてしまったあたしと稔麿
体だけが先に繋がり、心は後からついてきていてまだ、その心も半信半疑な状態だ
「それなら、心千花を任せたぞ。稔麿」
今まで怖い顔をしていた桂さんが笑う
「うん」
しっかりと頷いた稔麿を桂さんも晋作も嬉しそうに見ていた
「何か娘を嫁に出す気分だなぁ」
肩を落とす桂さんに晋作が酒を注いだ
「娘の幸せを願うのが親の役割だ。まぁ、温かく見守ろうぜ」
「・・・そうだな。心千花、稔麿が何かしたら言うんだぞ!」
あたしの頭を撫でる桂に精一杯の笑顔で頷いた
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