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†忘れられない過去……………かもしれない…†
「前のページで話したように、俺の過去を話そう……いやっ………そんな長くないから、が…我慢してぇ………。
じゃあ、いくぞ?
俺は今現在、中学3年の妹と2人暮らしだ
妹の名前は『神岡 小春』(カミオカコハル)中学さ…今さっき、言ったな………。
2人暮らしをしている理由が、勿論 ちゃんとある。
小さい頃、母親・父親とちゃんと暮らしていた。
母親と父親は優しく、ちゃんと幸せな家庭だったんだ……
だが、母親の方だけが酒癖が酷かった………。
ある時、母親が俺の特徴に気づいてしまったんだ…………
それから俺を、こき使うようになってしまった。
普段は、面倒見が良く、俺も楽しかった。
けれど、酒が入っていたときだけは、違った…
俺を捕まえては、こき使っていた…………。
ある時、こき使われていた時、怒りが頂点に達してしまった俺は、家を飛び出した。
妹は、俺がどこかへ遊びに行くのかと勘違いをして、ついて来てしまった。
当時の俺は、小学3年だったから、考えなんて何もなかったから、どこへ行けばいいのかもわからなく、途方に暮れていた……。
家を飛び出して2日が、たった日に、雨が降った……。
雨をしのぐために、すぐ近くにあった、アパートの前に、雨がしのげる所があったから、そこで、雨宿りをしていた。
そしたら、後ろから急に
「君達!こんなところにいたら、風邪を引くよ! 早く入りなさい……。」
40代くらいの中年のおじさんに、肩を掴まれた。
あまりにも急だったから、驚き、逃げようとしたが、俺の特徴…と、いうか、特性が発動してしまった。
そりゃあ、肩を掴まれて「早く入りなさい」なんて言われたら、俺の特性発動条件が揃っている。
俺は、特性に逆らえず、妹と早く、アパートの一室に入った。
それが、俺と大家さんとの出会いだった……。」
「『あれ?話が変わってるし、大家さんって、初登場じゃん!』って、思っただろ?
まぁ、ちゃんと、大家さんの話もするよ……………。」
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