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次の日、朝の陽射しを浴びながら、俺と彼女はホテルを後にした。
昼間見てみると、俺達が泊まったこのホテルは結構ねんきのある寂れたラブホテルだった。
そして、国道の山道をまた日向港に向けて走り出した。
国道の景色は昨晩とは違い、山と海が交互に現れて、とても綺麗だった。
日向港に着くと、川崎行きの船の出港時間までは随分と時間があった。
さすがに、四半世紀以上経つと、この時彼女と出港時間まで、どう過ごしていたのか、今の俺には覚えていない。
覚えているのは、20時間と言う船旅をして川崎に戻ってきたと言う事だった。
そして、彼女を自宅に送り、俺は会社に行って精算をして、自宅に戻った。
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