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そして、彼女は入社する少し前に失恋していた。
今考えると、彼女と仲良くなったのは、彼女の失恋の詞を俺が曲にした事が始まりだったのかもしれない。
「短足おじさん」
「恋の始まり」
「ステキな一日」
など、元彼との事を書き綴った詞は、どんどん楽曲になって行った。
そんな訳で仕事以外の時間は常に彼女と一緒だった。
また、俺は彼女とドライブにもよく行った。
海の似合う彼女とよく行ったのは湘南だった。
今ではもうないだろうけど、あの頃、湘南にはカジュアルレストラン「イエスタデイ」と言うお店があった。
確か、すかいらーく系のお店だったと思うけど、洒落たお店で俺達のお気に入りだった。
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