8人が本棚に入れています
本棚に追加
電車は甲子園球場の前を通過した。
外はもう薄暗かったけど、俺は電車から見える見慣れない景色に集中していた。
そしてフェリー乗り場へ。
フェリーに乗船した俺らに与えられたチケットは二等席、簡単に言うと船底に近いとこである。
出港と同時に、俺と彼女はデッキに上がり、神戸の夜景を楽しんだ。
船上から見える神戸の夜景は、とても綺麗でロマンチックだった。
そして、ビールを飲んで二等席へ。
さすがに疲れていて、この日はぐっすりと寝れた。
翌朝、宮崎の日向港に到着。
俺はこの港に先に着いていたフェアレディZを取りに行った。
そう、この車を納める事が次の仕事であり最後の仕事だった。
最初のコメントを投稿しよう!