急な宮崎行きの仕事

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電車は甲子園球場の前を通過した。 外はもう薄暗かったけど、俺は電車から見える見慣れない景色に集中していた。 そしてフェリー乗り場へ。 フェリーに乗船した俺らに与えられたチケットは二等席、簡単に言うと船底に近いとこである。 出港と同時に、俺と彼女はデッキに上がり、神戸の夜景を楽しんだ。 船上から見える神戸の夜景は、とても綺麗でロマンチックだった。 そして、ビールを飲んで二等席へ。 さすがに疲れていて、この日はぐっすりと寝れた。 翌朝、宮崎の日向港に到着。 俺はこの港に先に着いていたフェアレディZを取りに行った。 そう、この車を納める事が次の仕事であり最後の仕事だった。
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