新天地

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「雨囲(アメノイ)~雨囲~」 "プッシュー" 電車の扉が開く。私は駅のホームに降りた。駅は木造建家で白のが所々はげたちょっとおんぼろの駅だった。無人駅の為、切符の回収箱に切符を入れて駅から出た。 日差しが眩しい。残暑厳しい季節は9月初旬蝉がどこかで鳴いている。 時計を見た。時間は午後1時47分。2時に駅で雨囲村の教育委員会のひとが迎えに来ることになっていた。 私の名前は航英夫。臨時教諭としてこの雨囲村の小学校教諭として赴任してきた。名古屋市内の小学校に居たが、雨囲村小学校で教師が急病で倒れてしまい。急遽雨囲村小学校の校長と先輩後輩の仲にあったうちの校長に連絡があり、新米教諭の私に白羽の矢がたったのだった。
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